ICUでは2018年より管理栄養士を配置し,早期から栄養介入をしています.ICUでは血液浄化・人工呼吸・補助人工心臓・体外循環などが必要な状況でも早期経腸栄養の開始や増量のタイミングについて各領域の専門職とカンファレンスを行ない適切なタイミングでの栄養投与を行っています.

 ICUに入室される患者は呼吸状態や循環動態が不安定であるため,栄養投与は慎重に実施する必要が有ります.ICUの管理栄養士も呼吸状態,循環動態をモニタリングし,初期の投与栄養量の設定や増量のタイミングを考えておかなければならないことが特徴です.

 ICUの管理栄養士の役割は呼吸状態や循環動態を悪化させない栄養管理が重要な役割です.インアウトバランスや血液ガス分析,血液生化学検査,尿検査,画像所見等評価しながら栄養学的なアプローチを行うことが役割です.

タイムスケジュール

8:30ICUカンファレンス&回診
9:30ICU/HCU栄養スクリーニング,栄養アセスメント,栄養計画(早期栄養介入計画.)
10:30栄養モニタリング(1回目)
12:00栄養モニタリング(2回目),食事摂取状況,栄養投与状況の確認と評価
12:30休憩
13:30翌日からの投与栄養量(内容)の検討
15:30栄養モニタリング(3回目)
16:30栄養投与状況の確認と評価(静脈栄養や経腸栄養)

※時間はあくまで目安です.