都城市郡医師会病院は、昭和60年7月に開院し今年で30年目を迎えます。人口約20万人の都城・北諸地域と隣接する地域で、紹介型で開放型という運営の二次救急医療機関として地域医療に貢献しております。
看護部は、急性期から慢性期、終末期の患者様に、病院の理念に基づいて「患者様個々を尊重した心のこもった看護」を目指して、日々より良い看護実践を追及してきております。その看護実践の指針として、ナイチンゲール看護論・科学的看護論を基に「看護とは何か」を共通の視点で看護を追及し実践するという取り組みを継続的に行ってきています。そのための教育は、宮崎県立看護大学の看護科学研究会を学習の場として、また多くの先生方に研究会でご指導いただいたものを院内学習会で共有し、院内の看護の発展に繋いでおります。
日本の世界に類を見ない少子高齢化は留まることなく、2025年問題への取り組みは日本全体での喫緊の課題であります。地域においては更に高齢化が進む中で、この状況をどのように地域で担っていくのか早急に取り組むことが求められています。私達看護職は、この現状をしっかりと見据えて、地域の方々に急性期から在宅まで繋ぐ確実な看護を実践し、地域医療連携へと発展させていきます。
平成27年春に新病院へ移転し、未来に向けて職員一同一丸となって取り組んでいます。地域の方々の安心のため、個々の看護師が自信と誇りを持って取り組んでいくような人材育成に努めています。
看護理念
都城市郡医師会病院看護部は、病院の理念・運営方針に基づいて地域医療に貢献できることを誇りとし、看護専門職として信頼されるために知識・技術を高め、個人を尊重した心のこもった看護を目指す。
看護体制
平成26年7月より日本看護協会出版の「夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」を基に、12時間夜勤・2交代制の導入を進めています。
看護方式
固定チームナーシング制(受け持ち看護師)
- 24時間対応の救急医療を担う病院の看護師としての役割を自覚し、行動できる。
- 地域医療支援病院、開放型病院、災害拠点病院について理解し、円滑な患者の受け入れ体制を整える。
- 生命の尊厳と人権を守る為、看護師の倫理の高揚を図る。
- 社会の変化、医療の進歩に対応できるよう、専門職として常に研鑚を行う。