手術などにより採取した組織,細胞から標本を作製し顕微鏡下で観察を行うことで,疾病を診断し,治療方針決定に関与し,治療の影響や効果の判定を行う検査です。病理検査には組織検査と細胞診検査と剖検診断(病理解剖)があります。当院では組織検査と病理解剖を行っています。

組織検査

生検組織 生体病変の一部から摘出した組織の顕微鏡標本を作製し,病理医が顕微鏡で観察し診断します。
組織検査 治療目的で手術によって採取された材料の性状や,その病変の拡がりを調べて,術後の治療方針の決定に寄与します。
術中迅速病理組織診断 病変の一部を手術中に採取し15分~20分ほどで標本を作製,診断し,手術中に切除範囲,組織型を決めるために行われます。

剖検診断

病理解剖 亡くなられた患者様のご遺体について,ご遺族の理解と承諾を得た後に,死因の特定,疾病の原因や治療効果の検証を行います。